【体験談】不登校を理解できないのはナゼ?子どもに寄り添うには親のケアが必須だった話

こんにちは。

不登校から生きる力を育むコーチ 柴野あさぎです。

子どもが不登校になった当初は、子どもの気持ちが理解できず心が苦しい日々でした。

その原因は1年半かかってやっと分かりました。

  • 課題の分離ができていなかったこと
  • 私が感情を抑圧していたこと

この二つに気付いてからは、めちゃめちゃ心が軽くなって、子ども達への接し方が変わり、息子は学校に通えるようになりました。

娘はHSCのためマイペースに登校していますが、気持ちに寄り添えるので、もう心が苦しむこともありません。

この記事では、【不登校であっても幸せになる方向】へのヒントをお伝えするのでぜひ読んでくださいね。

目次

不登校が理解できない!自分の気持ちが抑えられない日々

長男はコロナの自粛明けから、腹痛のため朝起きられず、病院では過敏性腸症候群と診断。

腹痛がとても苦しく、学校に通えない状態となりました。

でも学校の授業が終わる15時頃から腹痛がピッ!と治まるんです。

しかも休日はメチャメチャ元気!

あさぎ
学校がある日だけ腹痛が起こるので、心の底から理解するのがすごく難しかったのです。

もちろん、本人が辛い気持ちも分かるのですが、どうして学校に行けないんだろう?という気持ちも強かったです。

だから、「今日は学校お休みなんだね!」と言いつつも、ガッカリしてため息をついていました。

でもこれは心理用語で【ダブルバインド(二重拘束)】と呼ばれるもので、子どもにストレスがあることが分かりました。

ダブルバインド

メッセージとその裏に隠されたメタメッセージとの間に矛盾が含まれている状態のこと

こどもは「休んでいい」と言われていても、親ががっかりしているので、学校に行けないとダメ、という罪悪感がぬぐえません。

後から長男に聞いてみると、「学校のことを聞かれるとプレッシャーだった。」と教えてくれました。

でも当初の私は、ダブルバインドは余計に混乱させるからダメなんだ!という知識もありません。

そして「不登校をなんとかしなくちゃ」という謎の焦りが手放せず、本当の意味で寄り添うことができていませんでした。

あさぎ
自分の気持ちを我慢しているから、うわべだけの寄り添いになっているんですよね。

不登校の生活には慣れてきたけど…?どこか心が苦しい日々

長男が不登校になると、しばらくして長女も登校しぶりをするようになりました。

あさぎ
えっ!まじか~…!

平日に息子と過ごす生活に慣れてきたところで、娘も…!

2人も不登校になるとシンドイ事が目に見えていたので、これまたすんなり受け入れることができませんでした。

でも、結局は受け入れるしかないので、娘も不登校生活を送ることになりました。

子ども二人の不登校生活も、ある程度スケジュールが決まってきたら、「こういうものなんだ!」と少しずつ受け入れられるようになってきました。

  • 平日はたまに散歩
  • 1時間だけ相談室に送迎する(二人分)
  • お昼の用意をする
  • 話し相手をする

とは言えこんな生活を1年半位続けてきたら、終わりが見えない生活に疲れてきてしまい…!

私も休んでいるつもりなのですが、心が休まっていないのでしょうね。

1人になりたい!早く学校に行って欲しい!という気持ちから、復学支援を利用してみることにしました。

あさぎ
親のエゴ丸出し…!でも子どもへの接し方を学べたので、とても貴重な経験でした!

そして私が接し方を変えたところ、二人とも教室登校が無事にできるようになったのです。

あさぎ
やった~!オメデトウ!!でも、アレ…。

私の心の苦しさはなくなりませんでした。

教室登校ができても、週5で通えるわけではありません。

あさぎ
学校がゴールだと、お休みした時のガッカリ感が半端ない…。何かがおかしい!! 

不登校を理解できなかった原因1【課題の分離ができていなかった】

ここでやっと気付いたのです。

親の私が【子どもが学校に行く】をゴール(目標)に設定したら、おかしいってことに。

子どもをコントロールして、自分を満たそうとするから、心が苦しくなるんだ。

自分ができることで自分を満たせば、心は苦しくならない。

子どもの課題が私の課題になっていたんだ!!

親子は一緒に過ごしている時間が長いため、知らずに子どもの境界線を越えている場合があります。

つまり子どもの課題なのに、自分の課題のように思えてしまっていたのです。

※課題の分離については、アドラー心理学を対話形式にした「嫌われる勇気」に詳しく書いてあります。

【学校に行くこと】は子どもの課題なのに、親の私が必死に取り組むから疲れてしまうんだ。

そもそも学校は自立するまでの過程なんだから、完璧じゃなくてもOK!

あさぎ
学校に行けたかどうかじゃなく、本人なりの成長する過程をちゃんと見てあげればいいんだね。

親と子どもの課題を切り離して、学校から自立に焦点を変えたら、やっと心の重みが軽くなった気がしました。

自分の幸せは自分で満たす!やりたかったことをやろう!

私は知らずのうちに、子ども達が学校に行く事で自分を満たそうとしていました。

だって、子ども達が学校に行ったら、自分の時間ができるし、給食があるからごはんも作らなくていい。

いや、でもそういうことじゃなかったんだー-!

あさぎ
子どもが学校に行っても、行かなくても、自分のご機嫌は自分で保てるのがベストなんだ!
  • 好きな本を読む
  • お風呂にゆっくりつかる
  • カフェに行く
  • 運動して汗をかく
  • 大好きなスイーツを食べる
  • 瞑想をする
  • 仕事する
  • 自分の気持ちを吐き出す

できる範囲で自分をハッピーにしていけばよかったのです。

子どもが不登校だからって、親も一緒にネガティブになっていたら、誰もひっぱりあげていく人がいません。

あさぎ
子どもはコントロールできない!自分に集中する時間を増やせばよかったんだなぁ…。

不登校を理解できなかった原因2【感情を抑圧していた!】

子どもの気持ちに寄り添えなかった原因の2つ目は、私が感情を抑圧していたことです。

私は幼少期に両親の離婚を経験しており、「さみしかった」という感情を抑圧したまま大人になりました。

親が忙しく感情を受け入れてもらう機会がほぼなかったからです。

しかし、幼少期の「さみしかった」気持ちをカウンセラーさんに聞いてもらう機会がありました。

「私はさみしかったんだ。誰かにそばにいてほしかったんだ。」

ずっと抑圧していた子どもの頃の感情を受け入れた時、私はびっくりする位大号泣していました。

「私はずーっとさみしい気持ちを我慢していたんだ。」

ありのままの自分を受け入れることを【自己受容】と呼びます。

あさぎ
ネガティブな気持ちは我慢しなくてもいいんだ。自分で受け入れてあげればいいのか。

感情を認めてあげると、その感情が落ち着くので心はとてもスッキリします。

私は【幼少期のさみしい感情】と【不登校のケアをがんばっても報われない気持ち】を知らずに我慢していました。

だから潜在意識に残った感情が邪魔をしてしまい、子ども達に寄り添うことができなかったのです。

私はこの自己受容をきっかけに、子ども達も理解者がいないとさみしいだろうなぁ。と心から感じることができるようになりました。

自己受容できたら他者受容もできる!不登校を受け入れられた!

自己受容できると、他者受容もできるようになります。

あさぎ
我慢していた感情がなくなるので、心に余裕ができるんですね。

だから不登校で葛藤している子どもの気持ちにも寄り添いやすくなります。

そのためにも、親は自分の感情を我慢せず、受け入れていく【自己受容】が大切なのです。

「私さえ我慢すれば…」「もう諦めているからどうでもいい」と感情をマヒさせるのは危険です。

相手にぶつけずとも、自分で「悲しい」「ムカつく!」「さびしい」という感情を受け入れたら、心は不思議とスッキリしていきます。

自分の気持ちに正直であれば、子どもがイライラしていても、冷静な対応ができますよ。

子ども「学校に行きたくない!」

親「学校に行きたくない気持ちなんだね。」

子ども「うん。行きたくないんだ。学校怖いもん。」

親が受容できたら、子どもは心を開きやすくなりますし、受け入れてもらえた!と安心するのです。

親が不登校を受容すれば、子どもは【学校への罪悪感】を抱えずに心身の回復に専念できます。

【まとめ】自己受容をしたら子どもの気持ちにも寄り添えるように!

子どもの気持ちが理解できない時は、自分の心に課題を抱えていることがあります。

私の場合は下記の2つに気付いたことで、心が軽くなり受容度【コンパッション】が爆上がりしました!

  • 課題の分離をする→自分に集中する
  • 感情を受け入れる【自己受容する】

私が【ありのままの気持ち】を受容したら、子どもの不登校もそのまま受容することができました。

親が子どもを受容すれば、子どもは親を信頼できるので、いずれ不登校解消や新しい挑戦へとつながっていくのです。

だから、子どもと自分の幸せのためにも自己受容をぜひぜひやっていきましょう!

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