不登校の親は、子どものケアや学校とのやりとりなど、フォロー業務がじわじわ増えます。
さらに仕事や家事もある訳で、一人で抱え込みすぎると、いつか限界を感じる日が来ます。
この記事では、【不登校の親が限界になったら試したい事3つ】をまとめました。

体験談も書いていますので、参考になりましたら嬉しいです。
不登校の親は抱え込みすぎると限界がくる
不登校の原因は、子どもによってバラバラです。
だから子どもの心の回復を待ちながら、一緒に手探りで探していく、というスタンスになるかと思います。
しかし、子どもの心がいつ回復するのかは全く分かりません。
子どものケアをするのは親ですが、親のケアをしてくれる人はいません。
ゴールが見えない不登校生活を、自分のケア無しで過ごしていると、限界と感じるのは当たり前なのです。
だから「もう限界!私が家出したい…」など、多くの方が感じることだと思います。
【結論】1人でがんばるのはスグやめよう!休もうよ!
子どもをいい方向に持っていこうとして、疲れているなら一旦休んでみるのが一番です。
他人はコントロールできないので、親ががんばっても、どうにもならないことがたくさんあります。
- 子どもを朝無理やり起こすこと
- 子どものご飯づくり
- 子どもの学校のやりとり
- 子どもの将来を心配すること
- 子どものゲーム時間でやきもきすること
私が一番疲れたのは、1番でした。
学校に行けなくても7時半に起こした方がいいのかな?
と、何回も起こしに行きますが、起きる気配はありません。
「行く・行かない」がハッキリしないのも、すごくイライラしてしまい….
娘が気になって、自分の事に集中できませんでした。
でも、ある時本で「朝起きるのは子どもの仕事、起きられないのは子どもの責任」と、知ったのです。
もう目からウロコでした。



もちろん子どもに頼まれたら1回は起こしますが、後は本人にまかせることにしました。
「行く・行かない」問題も、本人にまかせるようにしました。
本人が決めたことが全て。
今何が不安なのか?などは定期的に深堀はしますが、「イチイチどうして行かないの?」は聞かないようにしました。
子どものことを親が決めないようにしたら、心がラクになります。
もう限界だ!と思ったら、一つの行動に対して、それをする必要があるのか見つめなおすといいと思います。
ご飯づくりも、子どもに自炊させる、冷凍食品にする、など代替え案はたくさんあります。
限界を超えると【燃え尽き症候群】になってしまう
親ががんばりすぎて限界を超えると、いわゆる【燃え尽き症候群】になってしまいます。
燃え尽き症候群になると、やる気がなくなり、うつっぽい症状が出てしまうことも…。
こんな状況にになってしまうと、自分のケアで精一杯になってしまいます。
疲れが取れにくく、回復にも時間がかかるため、子どものケアを頑張りすぎないのが正解です。
燃え尽き症候群については、対策方法をこちらに詳しくまとめています。


不登校の親が「もう限界!」になる前に試したいこと3つ!
私は1年半位で「もう限界だ~!」となったので、復学支援を利用しました。
五月雨登校で別室には行けており、友達もいるし、後は教室に行くきっかけだけ。
でも教室に行く勇気が出ないまま、月日が流れ…。
ワラにもすがる想いで復学支援を利用しました!
幸いにも復学支援の方法が合っていたので、無事に教室登校することができました。
限界になるということは、現状を変えるチャンスなので、ぜひ何かしら試してみてほしいです。
子どもへの執着を手放す(思考を変える)
親が限界になる、ということは不登校のケアをがんばりすぎている可能性があります。
一旦手放して、自分のために時間を使ってみてください。
- 朝起きるのは子どもの仕事
- 将来を決めるのは子ども
- 失敗は子どもにとって経験
放置するのではなく、「今は葛藤している時期なんだね」と見守ってあげるスタンスです。
不登校の対応は、「求められたら、サポートする」位がいいそうです。
親が先回りして決めてしまうと、子どもは主体性を奪われエネルギーダウンしてしまいます。
求められていない時は、自分を労わり、休む時間を取ってくださいね。
復学支援を受ける
- 一向に状況がよくならない
- 期間が長引いている
- 親子関係がよくない
コミュニケーションが上手く取れないまま、時間だけが過ぎていくと、不安が募りますよね。
親だけではどうにもならない場合、復学支援などプロに頼るのもアリだと思います。
とくにゲーム依存気味になると、親もどう対応してよいか分かりません。
「子どもを見守りましょう」という助言の通りにしていたら、状態が悪化してしまう場合もあります。
私は実際に復学の方法を具体的に教えていただき、実践してから教室登校できるようになりました。
やるかどうかは別として、無料カウンセリングで話を聞くだけでもヒントがもらえると思います。
私が利用した復学支援【逸高等学院】さんの体験談をまとめた記事です。


カウンセリング・相談する
限界を感じる時は、これまでとは違った方法を試す時だとも言えます。
- 辛い気持ちを聴いてほしい→カウンセリングで話す
- 食欲不振・めまい・無気力→病院に相談
- 家事やケアに疲れた→家族に相談、みんなで分配する
- ゲーム依存に悩んでいる→専門家に相談
- 学校が合わないと感じる→フリースクールなど居場所を探す
まずは、自分が限界だよ、ということを家族や子どもに伝え、お休みすることを優先してください。
心のゆとりがないと、子どもと話してもイライラしてしまいますよね。
イライラしたまま子どもに対応すると、ひどい言葉をぶつけてしまったり、いい結果にはつながりません。
まずは親の心が安定しているのが一番です!
そして元気になったら、復学支援や学校以外の新しい居場所などもぜひ検討してみてください。
我慢の限界は危険信号!自分のケアする時間を大切に
不登校のケアは、子どもに振りまわされることが多く、親のがんばりが報われないことがあります。
限界にならないためには、子どものケアだけでなく、自分にも思いやりを持つことを意識してくださいね。
我慢ばかりしてるなぁ…と感じたら、好きなことをしたり、今の気持ちを吐き出したり、ストレスを発散していきましょう。
そして、「もう限界だ~!」と感じたら、今の現状を見直すきっかけなのかもしれません。
病院や復学支援を調べてみたり、家族やカウンセリングに相談をしてみるなど..。
頼れる人やサービスがないかどうか、ぜひ一度探してみてくださいね。


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