こんにちは! 柴野あさぎです。
兄妹二人の不登校のケアに疲れていた時、不登校支援のスダチの無料相談に申し込みをしました。
この記事では、スダチの不登校支援の詳細と、復学した後に感じたことをお伝えします。
※利用したのは2021年11月です。
スダチはどんな運営をしているの?
株式会社スダチの代表は小川涼太郎氏です。
教育を通して、”巣から飛び立つ鳥のように、誰もが社会という大空へ羽ばたけるように”
という想いを込めているそうです。
スダチの不登校支援サービスの3つ特徴
スダチの不登校支援サービスは3つの特徴があります。
- 平均3週間で登校
- オンラインで完結(顔出しなし)
- 原因は関係なし
不登校の解決には、発達心理学と脳科学に基づいたスダチメソッド(プログラム)を実施します。
そのメソッドをZOOM面談で教えてもらえるので、オンラインで完結します。

子どもにスダチの話をする必要はありません。
【私の口コミ】スダチの不登校支援の無料相談を受けてみた感想
無料相談は1時間程でした。
※現在は無料セミナー→無料相談という流れになっています。
ZOOMで面談ですが、こどもに話を聞かれたら気まずいので、別室でイヤホンはあった方がいいと思います。
我が家の不登校の状況は下記の様子でした。
- 兄:別室で五月雨登校
- 兄:過敏性腸症候群(ストレスあり)
- 妹:五月雨登校
最初に、こどもの状況や家族の関係などいろいろ質問があります。
そのあとスライドで不登校になってしまう要因や、具体的にどんな対応していくのか、お話があります。
無料面談のお話だけでも、子どもへの接し方や、親として私が改善すべき点が分かりました。



一般的な不登校の対応は「見守りましょう」ですが、スダチの方法は「しっかり伝える」スタイルです。



無料相談は支援方法の全てを聞く事はできません。
実際にスダチメソッドをやってみたい場合は、別途2時間の有料相談に申し込みになります。
有料面談を申し込むかどうかはその場で聞かなくても大丈夫です。


スダチの不登校支援の口コミはどう?
スダチを利用した方の口コミを検索してみましたが、
実際に利用した方の口コミはTwitterで見つけることができませんでした。
HPには実際に登校された方の口コミが掲載されています。
スダチの不登校支援の費用
不登校支援の費用は、HPに記載がありません。
これは、金額だけで判断してしまう人もいるので、サービスを良く知ってもらうためです。
インターネットを通じた購入は、特定商取引法上の通信販売に該当し、クーリング・オフ制度が設けられていません。
スダチの不登校支援を利用した時の子どもの様子
我が家が支援を利用した時は、下記のような状態でした。
◆学校に行きたい気持ちが行動に表れている
(別室登校や放課後登校
学校の行事や友達を気にしている)など
◆親子関係はまぁまぁ良好(受容できている)
◆でもこの生活から抜け出せない
ゲームや動画など、自由な生活が続いた時、
ここから抜け出すには、何かきっかけが必要です。
そのきっかけは、進学するタイミングや、友達の影響、
周りの大人に刺激を受ける、など様々です。
そのきっかけを上手く作り出すことができない場合は、
スダチのメソッドを使ってみるのも一つだと思います。
スダチの不登校支援で失敗はあるの?
スダチのHPでは、下記のように記載してあります。
「私たちの提案通り実施していただけた方は90%以上再登校できています。」
つまり、親の意思が弱いと、提案通りにできず、働きかけが中途半端になります。
実際に方法を聞いて、この方法が子どもに合っているのか?
ご自身でしっかり検討する必要があります。
復学はゴールじゃなかった!一喜一憂がめちゃ苦しい!
スダチの不登校支援は、親の接し方を変えて、子どもの自己肯定感をあげていきます。
親の接し方を具体的に教えてくれるので、
しっかりやりきれば、3週間で再登校できるのも頷けました。
うちの兄妹もなんだかんだで復学でき、ホッとしたのを覚えています。
しかし、その後しばらくして、また休みがちになります。
子どもが、宿題の遅れや周りとの差を気にして、不安や怖さを感じるのです。
- 「失敗してはいけない」
- 「みんなと合わせないといけない」
- 「完璧にやらなきゃいけない」
こんな価値観があると、できない自分を責めて、また動けなくなってしまうのです。
そして、親もこの価値観があると、子どもが学校に行けない時に、
自分を責めて、落ち込んだり、イライラしたり。。。
不安定な日々を送ることになり、しょうがないと分かっていても、ストレスを感じました。
この体験を通して、不登校の本当の解決は「学校に行く」ではないと実感しました。
子どもを受け入れることが何より大切!
学校に行く、行かないよりも、一番大切なのは、「自己受容」でした。
自己受容を知る前の私は、
学校に行けたらいいね!
学校に行けないのはダメ。
無意識に物事を評価をしていたので、子どもの「行く、行かない」に
振り回されて、精神的に疲れてきってしまいました。
しかし、自己受容を知ることで、「学校に行けない時もあるよね。」
と心を安定することができました。
子どもに合わせすぎて、イライラしていた日々が、
がんばりすぎてるな、と感じたら、ちゃんと休むようになり、
心にゆとりができました。
また、私の子ども二人は繊細なタイプだったため、
周りに合わせることにエネルギーを使い、
学校生活に疲れを感じていました。
結果主義の学校に行けば、嫌でも周りと比較してしまい、
「自分なんてダメだ…」と落ち込んでしまいます。
「自分なんてダメだ…」と思いながら、学校に行く事は、
よほど楽しいことが無い限り難しいと思います。
ですから、学校に行ったからOK!という訳ではありません。
親や周りがもっと!もっとがんばれ!と押してしまうと、
子どもは苦しくなり、また動けなくなってしまいます。
不登校の状態から回復するには、行ったり戻ったりの繰り返しで長期戦です。
「今日は気を張って疲れた..」「明日の放課後行く!」
など、子どもの気持ちを尊重していきましょう。
自分で決めるから、行動できるし、失敗も受け入れられます。
子どもの気持ちに寄り添った選択が未来に繋がっています。
今、私のこども二人は自分なりのペースで学校に登校しています。
あなたのお子さんも、もしうちの子のように、繊細なタイプ(周りの目を気にする)だとしたら、
復学を目標にすればするほど上手くいかなくなるので、ご注意ください。
不登校から回復するカギは、
親が自己受容をして、
穏やかに子どもと対話することです。
【自己受容】の育み方は、講座で詳しくお伝えしています。
親の人生も子どもの人生も変えていくコンパッションの秘密はこちら▼


【まとめ】 子どもと話し合える関係を大切に
スダチの不登校支援を受けると、かなりの確率で復学ができるそうです。
しかし、復学が早ければいい訳ではありません。
心が回復していない場合は、一時的に無理させることになるのです。
無理して学校に行く場合は、また疲れてしまい不登校になってしまう可能性大です。
まずは、子どもの今の状態を受け入れ、その上で「今後どうしていきたい?」
話し合える関係づくりが大切だと感じています。
復学させたい親のエゴで、子どもの気持ちを無視してはいないでしょうか。
まずは子どもの声に耳を傾け、受容する声掛けをしていきましょう。
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