こんにちは! 柴野あさぎです。
復学支援はプロの手を借りて、子どもに自信を持たせ、復学や自立を促していくものです。
復学できてよかったね!という声もあれば、また不登校になってしまった、という声もチラホラ聞きます。
この記事では、復学支援で失敗しないために知っておきたい4つの注意点をまとめました。
私は、子どもの気持ちを無視して、学校に行かせようとする支援は、
辞めた方がいいと思っています。
復学支援で失敗した人の体験談が少ないのはナゼ?

ネットやSNSを探してみましたが、ご本人の体験談はほぼ見当たりませんでした。



そこで復学支援の失敗談が少ない理由を考察してみました。
- 契約により支援内容は話せない
- 復学後の再発は失敗にカウントされない
- 復学支援を利用している人が少ない
- 成功者が多く失敗する人は本当に少ない
おそらくこんな理由により、失敗の体験談は見かけないのでは?と考察しました。
復学さえしてしまえば成功なので、その1年後に不登校が再発した場合は失敗と言いづらいですよね。
全部いい口コミばかりで失敗談がないと、どうも怪しく見えてしまいますね。



復学支援で失敗しないために知っておきたい4つの注意点
我が家の兄妹は、復学支援をきっかけに教室登校したこともあります!
ですが、子どもが小学校の思春期前だったから、わりとすんなりできたのかな、と
今では思っております。
どっちにしろ、思春期がきたことで、また不登校になりました。
ここでは復学支援を検討する前に知っておきたい4つの注意点をまとめました。
復学がゴールじゃない子もいる
子どもの特性によっては、全日制学校の仕組みが合わない場合があります。
例えば、周りに気を使い過ぎてしまう繊細な心の持ち主(HSC)だと、大人数の教室はとても疲れてしまいます。
普通の子でもクラスの雰囲気にどうしてもなじめない場合もあります。
根本が合わないのにムリに復学させても、後ほど疲れが出てお休みしてしまう可能性もあります。



我が家の場合は、兄は継続登校でき、娘はHSCのためマイペースに登校しています。
不登校が再発する可能性も0ではない
根本的な不登校の要因が解決されていないと、不登校が再発する可能性大です。
親の対応がガラリと変わるので、子どもも変わって復学はかなり高い確率でできると思います。
しかし、それは一時的な復学かもしれません。
家庭不和や本人の気持ち(ストレス)が解消されていない場合は、
内面の問題がまたあぶり出され、また不登校になる可能性もあります。
復学支援を利用する前にやれることは、ぜひやっておいた方がよいです。
- 子どもの気持ちを受容する
- 家族の問題(夫婦仲や兄妹への対応を見直す)の改善
- 自分の心を安定させる(自己受容を育む)
支援が終わり、また不登校になってしまったら意味がありません。
子どもが失敗してもまた挑戦できるような、安心できる家庭の雰囲気が大切だと思います。
高額すぎる復学支援の落とし穴
「24時間対応」「マンツーマン支援」など、民間の本格的な復学サポートは、
その分コストもかさみます。
- 国産車1台分の費用になるケースも
- 復学後も継続サポートが続くと、さらに家計に重くのしかかる
親にとって「復学」は大きな希望ですが、
教育費や子どもの将来に影響を及ぼすほどの出費になるなら、
本末転倒になってしまいますよね。
高額なプログラムは、必ずしもお子さんのためとは限りません。
親の不安につけ込むような仕組みになっていることもあるので、
なぜそのサポートが必要なのか、費用対効果を見極めることが重要です。
復学支援の見極めは難しい
復学支援の会社によって、方針や対応方法、費用はバラバラです。
無料カウンセリングで下記3つは確認必須です。
- 代表の方針がしっくりくるかどうか
- 子どもと会ってくれるのか
- 費用が高額すぎないか
中には夫婦の意見が一致していないと、支援してもらえない団体もあるそうです。
また金額があまりにも高すぎたり、サービスの売り込み感が強いと、違和感を感じてしまいますよね。
復学支援は自分の直感を大切にして判断してみてください。
復学支援は最後の手段!まずは家庭で改善できることをやってみよう!
復学支援は下記の4点を知った上で検討してくださいね。
- 復学がゴールじゃない子もいる
- 不登校が再発する可能性が0ではない
- 高額な費用がかかることも
- 怪しい業者もいる
そもそも復学が合わない子もいますし、復学支援のプログラムと子どもの相性もあります。
だから、高いお金を払っても、必ずいい結果になるとは限りません。
不登校が再発しないかどうかは、誰にも分かりません。ということです。
まずは親が不登校を受容して、子どもをしっかり休ませてあげるのが大前提です。
そして安心して自分の道を動き出せるように、サポートしていきましょう。
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